Thursday, July 24, 2008

『石油がわかれば世界が読める』

石油学会の50周年記念出版物。世界が読めるかどうかは別として、その中の一節「現在の高度技術をもってしても、油田の発見率は10%に満たない。私たちは、地球の内部についてまだまだ知らないことが多く、大自然の恵みに大いなる敬意を払う必要がありあそうだ」。実際、100回の掘削で1回、2回の油田発見率だそうです。マーケティングの数字と似てますが地球資源、そんなに簡単には使わせて頂けない、畏敬の念が必要です。

毎日ニュースを賑わす石油高。産油国と消費国との攻防も続いていますが、例えばガソリン価格。約40%は日本の税金、原油価格は約30%、その残りの30%が石油会社の経費・利益・輸送費。原油価格30%のうちの80%程が産油国の税金で実際の原油生産コストと石油会社の利益は2~3%。原油高の背景、投機マネーの話に触れるかどうかも議論の一つですが、この内訳はとても大切です。

車から排出される二酸化炭素の量を半減するには、ガソリンにバイオエタノール16%の混合が必要です。食料か燃料かの議論もありますが、エネルギー業界のプロジェクトを二つ程させて頂いたお陰で少し地球資源や中東について知る事ができました。その一方、食料か燃料かの議論を横目に、メタボリックか食料危機か?と考えてしまう思いも離れません。お豆腐屋さんのおからが余っていてそれを燃料にしようとする実験が進んでいるようです。それで車に乗るより、おから食べて歩く時間を増やす事考えられないかな~、と。エアコンつけっぱなしだっ。。

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